「月波」早水惠一郎 · 和紙漆物展

「月波」早水惠一郎 · 和紙漆物展

秋天的夜晚
湖泊的水面映著月亮的倒影
波光搖曳
時間緩緩流淌

秋の夜
湖の水面に月が映り
波間の光が揺らめき
時はゆっくりと流れてゆく

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早水惠一郎的和紙漆物,包容著一種靜謐、溫柔的氣韻,光映照在漆物的表面,散發著幽幽的光,使我想起夜晚湖泊水面的月影。

在鹿兒島的土地上,早水以日本傳統工藝「一閑張」技法為根本,緩緩琢磨著器物的形式與質感,藉由手漉和紙與漆,金屬粉末和火山灰的層層疊覆,創造出一種嶄新風格的工藝語言——和紙漆物。

早水恵一郎の和紙漆器は、静けさとやわらかな気配をたたえています。漆の表面に光が差すと、ほのかな輝きが浮かび上がり、夜の湖面に映る月影を思い起こさせます。

鹿児島の地で、早水は日本の伝統工芸「一閑張」の技法を礎に、器のかたちと質感をじっくりと探究してきました。手漉き和紙と漆、金属粉や火山灰を幾層にも重ねることで、新たな工芸の表現——「和紙漆器」を生み出しています。





「一張紙,如何成為器物」 

最初,早水在東京從事設計工作,曾因工作而接觸和紙,並被和紙的質感與表情留下了深刻的印象。離開公司回到鹿兒島後,便希望能以自己的雙手進行創作活動,於是前往岐阜縣的美濃學習手漉和紙。

從一張紙到成為紙器的過程中,早水經歷了許多曲折,因為當時從事料理相關工作的妻子的建議,以及受到工藝展覽中各種作家的陶器表現形式影響,他開始思考和紙成為「器」的可能性。

「一枚の紙は、いかにして器となるのか」

早水は当初、東京でデザインの仕事に携わっていました。仕事を通して和紙に触れる機会があり、その質感や表情に強く惹かれたといいます。会社を辞めて鹿児島へ戻った後、自らの手でものをつくりたいと考え、岐阜県美濃へ赴き、手漉き和紙を学びました。

一枚の紙が器となるまでには、さまざまな試行錯誤がありました。当時、料理に関わる仕事をしていた妻からの助言や、工芸展で目にしたさまざまな作家による陶器の表現に影響を受け、和紙を「器」にする可能性について考え始めます。






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什麼是「一閑張」?

所謂「一閑張」,一般而言是指在竹編、木胎或紙型結構上貼覆多層和紙,再塗上柿渋或天然漆,以增加強度與防水性的一種傳統技法。這類型的器物輕巧、堅固且耐用。

「我將這項技法作為創作核心的契機,與其說是因為實用性,更重要的是,我首先被它本身所具有的風格、質感與存在感深深吸引。當然,我過去也曾擁有一些古老的一閑張作品,但因為自己也製作和紙,所以開始產生『想用自己製作的和紙來創作一閑張作品』的想法,這便成為開始的契機。」

早水以傳統一閑張為起點,原本柔軟、輕盈的和紙,在木胎上經過反覆堆疊與漆的塗覆,轉化為具有型態的器物,也留下紙纖維、石粉顆粒與天然漆交疊的細膩表情。

「一閑張」とは一般に、竹籠や木地、紙の型などに和紙を幾重にも貼り重ね、柿渋や天然漆を塗ることで、強度と耐水性を高める伝統技法です。この技法でつくられた器は、軽く、丈夫で、長く使うことができます。

「この技法を制作の軸にしようと思ったきっかけは、実用性というよりも、まず一閑張そのものが持つ佇まいや質感、存在感に強く惹かれたことでした。以前から古い一閑張のものをいくつか持っていましたが、自分でも和紙を漉いていたことから、『自分でつくった和紙を使って、一閑張のものをつくりたい』と思うようになった。それが始まりでした。」

早水は伝統的な一閑張を出発点に、独自の表現を築いてきました。本来はやわらかく軽やかな和紙を木地に繰り返し貼り重ね、漆を塗ることで、確かなかたちを持つ器へと変化させていきます。その表面には、紙の繊維や石粉の粒子、天然漆が重なり合う、繊細な表情が残されています。






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採購來自農家的原料,實踐藝傳承歷史的生活型態

「隨著和紙在日常生活中的使用機會減少,培育植物原料的生產者也逐年減少。正因為處於這樣的時代,我認為向農家購買楮樹原料,並支持他們的工作,也是非常重要的事情。」

楮樹的樹皮來自於高知縣的農家,早水先生取得材料後,經過蒸煮、打解、漉紙、壓榨與乾燥,將樹皮纖維製作成一張一張的和紙。

手漉和紙的誕生需要漫長的時間,對他而言,和紙並不只是製作作品的素材,也是一種與土地、時間相處,將自身投入到工藝傳承歷史的生活型態。

「日々の暮らしの中で和紙が使われる機会が減るにつれ、その原料となる植物を育てる生産者も年々少なくなっています。だからこそ、このような時代に、農家から楮の原料を買い、その仕事を支えていくことも、とても大切だと考えています。」

楮の皮は、高知県の農家から仕入れています。早水はその原料を蒸し、煮熟し、叩解した後、紙を漉き、圧搾して乾燥させ、樹皮の繊維から一枚一枚の和紙をつくり上げます。

手漉き和紙が生まれるまでには、長い時間が必要です。早水にとって和紙は、作品をつくるための単なる素材ではありません。土地や時間と向き合い、自らの暮らしを工芸の継承という長い歴史の中に重ねていく、一つの生き方でもあります。



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將家鄉鹿兒島的風土與材料,融入作品中

「我居住的鹿兒島座落著一座活火山——櫻島,生活中經常會有火山灰因火山活動而飄落。於是我開始思考,是否能將這種只有在這片土地上才有的親近素材,運用於創作之中。」

火山灰並非日本傳統漆藝中使用的材料,原本在蒔地技法中使用的是砥粉,而當早水嘗試加入火山灰後,發現它產生了與砥粉截然不同的堅硬感與強烈表情,同時具備良好的耐久性,因此現在已成為了創作中不可或缺的素材之一。當這些火山灰被帶入漆層之中,土地便以另一種形式留在了器物裡頭。

「私の暮らす鹿児島には、活火山である桜島があります。日々の生活の中でも、火山活動によって灰が降ることは珍しくありません。そこで、この土地だからこそ身近にある素材を、制作に生かすことはできないだろうかと考えるようになりました。」

火山灰は、日本の伝統的な漆芸で用いられてきた素材ではありません。もともと蒔地の技法には砥の粉が使われますが、早水が火山灰を加えて試したところ、砥の粉とはまったく異なる硬質さと力強い表情が生まれ、耐久性にも優れていることがわかりました。今では、制作に欠かせない素材の一つとなっています。火山灰が漆の層へと取り込まれることで、この土地そのものが、別のかたちとなって器の中に留められているのです。




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關於作家
早水惠一郎 Keiichiro Hayamizu

生活於鹿兒島的土地上,以手漉和紙與漆為根本,從火山灰、金屬粉等素材中探索各種可能性,透過日本傳統工藝「一閑張」的形式為基石,創造出一種嶄新風格的工藝語言——和紙漆物。

「當初我完全沒有想過會回到鹿兒島生活,但現在回頭看,我認為這其實是一個很好的選擇。能夠在自然豐富的環境中專注於創作,並按照自己的節奏持續進行活動,對我而言是一件非常重要的事情。」

早水恵一郎 Keiichiro Hayamizu

鹿児島の地に暮らし、手漉き和紙と漆を軸に、火山灰や金属粉などの素材が持つさまざまな可能性を探究しています。日本の伝統工芸「一閑張」の技法を礎に、新たな工芸の表現——「和紙漆器」を生み出しています。

「当初は、鹿児島に戻って暮らすことになるとはまったく思っていませんでした。しかし今振り返ってみると、とてもよい選択だったと思います。自然豊かな環境の中で制作に集中し、自分のペースで活動を続けられることは、私にとってとても大切なことです。」




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「一閑張」的歷史

一閑張是以和紙層層黏貼於竹、木等胎體,再施以柿渋或漆,使器物得以長久使用的日本傳統技法。傳說由渡來人「飛来一閑」於17世紀江戶初期(1624–1644年)傳入日本並發展,後成為茶道具的重要製作技法。另一方面,讃岐等地自古亦流傳以和紙與柿渋修補竹籠、笊等生活器物的「一貫張」,並於江戶時代至近代廣泛應用於民具。輕盈、堅牢且可修繕再用,使一閑張體現了日本民藝所重視的實用與日常之美。

「一閑張」について

一閑張は、竹や木などの素地に和紙を幾重にも貼り重ね、柿渋や漆を塗ることで、器を丈夫にし、長く使えるようにする日本の伝統技法です。17世紀の江戸初期(1624–1644年)、渡来人の飛来一閑によって日本へ伝えられ、発展したとされ、のちに茶道具をつくる重要な技法の一つとなりました。一方、讃岐をはじめとする地域では、古くから和紙と柿渋を用いて籠や笊などの生活道具を修繕する「一貫張」の技法も受け継がれ、江戸時代から近代にかけて、民具に広く用いられてきました。軽く、丈夫で、傷んでも修繕して再び使うことができる一閑張には、日本の民藝が大切にしてきた実用性と日常の美が表れています。


歌川廣重《新撰江戸名所 日本橋雪晴ノ図》|1840年|東京都立図書館蔵

一閑張不只見於茶道,也融入庶民的日常生活。江戶時代,人們會在竹編籠具上貼覆和紙,再施以柿渋或漆,使器物更加堅固耐用,並在損壞後重新貼補、反覆使用。繁盛的江戶街市中,籠具亦是行商與販售日用品不可或缺的生活工具。廣重筆下的日本橋,正留下了這些器物與庶民生活交會的風景。

一閑張は茶の湯の世界だけでなく、庶民の日々の暮らしにも溶け込んでいました。江戸時代、人々は竹編みの籠に和紙を貼り、その上に柿渋や漆を施すことで、道具をより丈夫で長く使えるものにしていました。傷んだ際には再び紙を貼って修繕し、繰り返し使い続けたのです。多くの人々で賑わう江戸の市中において、籠は行商や日用品の販売に欠かすことのできない生活道具でもありました。広重が描いた日本橋には、そうした道具と庶民の暮らしが交わる風景が今に伝えられています。



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「月波」

早水惠一郎 · 和紙漆物展
Moon Wave” Keiichiro Hayamizu Solo Exhibition

展期|2026.9.24 — 9.20・五、六、日預約制

時間|2:00 - 6:30pm (以預約系統為主)
地點|山竹・台北民生社區

✦ 早水惠一郎將於展覽首週 (9/24週五、9/25週六) 在山竹與大家見面,當日會有口譯協助交流,期待與各位相見!

展覽為預約制,請點擊此連結預約觀展,預約成功後將提供完整地址。

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展覽特別餐會 

9.11(五)|月波・蔬食餐桌


一味私 @onetaste.tw

展覽第二週,我們很開心邀請到一味私的晴心,為這次的展覽「月波」帶來一場舒心的純植蔬食料理。她將依循秋季的節氣與當令食材,將自然的變化與靈感融入料理與器物之中。

✦ 料理會內容準備中,我們將在Instagram上陸續公布消息與開放報名。如有興趣參加,歡迎預先預留時間!也歡迎先私訊山竹,我們將優先提供報名連結給您。

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